がんの治療について

がんの治療は時代とともに、進歩しています。

従来の手術、薬物療法、放射線治療に加え、身体に負担の少ない内視鏡的治療の発達や、外来での通院科学療法も増えています。また、 放射線療法も陽子線、重粒子線 などの新しい方法が研究されています。このようにいろいろな治療法を組み合わせた集学的治療は、今後ますます期待される分野です。

しかし、新しい治療方法の中には、まだ公的医療保険の対象とならないため、全額自己負担となってしまうもの、先進医療として認められ、技術料のみが自己負担となるもの等もあります。
こういった治療を受ける場合は、「高額療養費制度」の対象にはならないため、負担額が大きくなります。

先進医療とは

先進医療とは、大学病院などで研究・開発された新しい治療方法のうち、現在は公的医療保険の適用はないものの、ある程度の治療実績が認められており、将来的な保険導入のための評価を行うものとして、保険診療との併用を認めた医療技術のことです。

先進医療として認められると、その技術料は全額自己負担となりますが、診察、検査、入院、投薬料等については公的医療保険の適用があります。

 

*平成19年6月1日現在、先進医療として承認されている医療技術は117種類となっています。

厚生労働省HP  先進医療情報
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan01.html

 

先進治療を受けた場合の治療費の負担例

例) 総医療費が100万円で、そのうち先進医療に係る費用が20万円だった場合(患者さんは70歳未満とします。)

(1)

先進医療に係る費用20万円は、全額患者負担となります。

(2) 通常の治療と共通する部分( 診察、検査、投薬、入院料 * )80万円は、公的保険制度の対象となるので、そのうちの7割である56万円が給付されます。
(3) (2)の自己負担部分は、3割の24万円になります。

この 場合は、24万円が高額療養費制度の対象となりますので、一般的な収入の方の場合は、80,100円が自己負担限度額になります。
つまり、先進医療分20万円 + 80,100円 =280,100 円が、この月の自己負担額になります。

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